Jリーグも2025シーズンは残り2節となりました。
優勝争いは鹿島アントラーズと柏レイソルに絞られた感があります。
各クラブ、大体の順位は予想がつくような状況となり、少しずつ来シーズンにむけた話や噂がでてくる時期になりました。
そんな中、川崎フロンターレの外国籍選手に関する噂が流れてきました。
ブラジル1部リーグ、フラメンゴに所属するミシャエウ選手がフロンターレに移籍するのではないかとの報道。
この手の情報を漏らすことがないフロンターレなので、本当かな?と思ってはいますが、マルシーニョ選手の後釜を探しているなど、少し具体的に書かれているのも気になります。
今回は、川崎フロンターレの外国籍選手の契約更新について考えてみたいと思います。
現在所属している外国籍選手一覧
2025年シーズン、川崎フロンターレに所属している外国籍選手の一覧は以下の通りです。
GK:チョン・ソンリョン選手
GK:イ・クンヒョン選手
DF:ジェジエウ選手
DF:ウレモヴィッチ選手
DF:セサル・アイダル選手(アトレチコ・ナシオナルにレンタル移籍中)
MF:ゼ・ヒカルド選手(湘南ベルマーレにレンタル移籍中)
MF:パトリッキ・ヴェロン選手(FC今治にレンタル移籍中)
FW:マルシーニョ選手
FW:エリソン選手
FW:ロマニッチ選手
合計で11人所属しています。
レンタル移籍が3人いるのもありますが、少し多いような気がしますね。
僕は、恐らく来シーズンは現在の半分くらい(5人~6人)になるのではないかなと予想します。
ACLもないので、試合数が少なくなるのと、ハーフシーズンの結果を見て外国籍選手の数を増やすかどうか考えるのではないかなと思います。
退団濃厚と思われる選手
11人の中で退団濃厚と思われる選手は3人。
これはレンタル移籍組の3人です。
特にヒカルド選手以外の2人は今シーズンの序盤はスタメン出場や控えとしてベンチに入っていることもあった選手です。
現場の判断で出場機会が減っていき、結果としてレンタルに出された2人ですので、恐らくこのまま退団になると思います。
ヒカルド選手は長谷部監督の元では試合出場などしていないですが、ボランチのポジションは人数も多いですし、ヒカルド選手を残すのであれば福島ユナイテッドにレンタル移籍中の由井航太選手をレンタルバックさせた方が将来的にもいいのではないかと思います。
U-21リーグも始まりますし。
…と、いうわけでこの3人は残念ながら今シーズン限りでの退団ではないかなと思います。
残留濃厚な選手
2025年夏に獲得したウレモヴィッチ選手とロマニッチ選手の2人は確実に来シーズンもプレーすると思います。
そもそも、半年契約ってことはないと思いますし。
ファンやサポーターからは色々言われてる2人ですが(とくにウレモヴィッチ選手は既に退場2回してますし)、Jリーグに慣れていないだけなのではないでしょうか。
ロマニッチ選手はボールを収めることができそうですし、守備もサボることはなさそう。
あとは得点力がどうなのか?ってとこだけですし、ウレモヴィッチ選手はJリーグのスピードに慣れていないだけで、DFとしての読みとか対人とか結構強いように思うんですけどね。
右CBだけじゃなくて左CBもできそうですし。
来シーズンはJリーグや日本の生活にも慣れて活躍してくれることを期待します。
イ・クンヒョン選手も今シーズン加入したばかりの選手ですし、即戦力として獲得したわけではないと思いますので残留濃厚かと思います。
退団の可能性がある選手
続いて、退団の可能性がある選手です。
1人目はチョン・ソンリョン選手。
今シーズンは山口瑠偉選手にレギュラーを奪われ、殆ど試合に出場することができませんでした。
怪我なのかコンディション不良なのか、安藤駿介選手が控えとしてベンチに入ることもチラホラあり、寂しい限りですね。
GKは1人しか出場することができないポジションで、一度レギュラーが決まってしまうと中々レギュラーを奪うことが難しいポジションでもあります。
40歳という年齢で一部リーグでプレーすること自体が素晴らしいと思いますが、本人が出場機会に拘れば移籍やむなしではないでしょうか。
仮に残留しても、大幅減俸は避けられないと思いますし。
個人的には好きな選手なので移籍してほしくないですけど、プレイしているソンリョン選手を見たいので、試合に出ることができる環境に身を置いてほしい気持ちもあります。
2人目はマルシーニョ選手です。
退団の噂があるからってわけではないですけど、クラブとして何か変化を求めようと考えた時に、その1つが絶対的なレギュラーだけれど、オフェンスの選手でありながら「得点」という面では不満の残る選手を放出する可能性はあるのではないかなと思います。
これまでもマルシーニョ選手の移籍話はありましたが、「クラブが後釜を探してる」って話は初めてではないでしょうか。
「残留がベターではあるけれど、ベストではない」と思うので、来シーズン以降に向けて何かを変えようと思った時に、功労者の外国籍選手と契約更新しないってのはあるかなと思います。
3人目はエリソン選手です。
今シーズン、特に夏場以降は1トップとしてボールを収めることもできるようになりましたし、周りの選手も上手く使えるようになったと思います。
得点力もありますし、パワーもあり、相手にとって怖さもある。
クラブ的には残留してほしい選手だと思いますが、本人からすると結構不満がありそうな気がします。
例えば、過密日程でもないにお約束のように交代させられたり、山田新選手の移籍に伴い、クラブが自分と同じような立場になるであろう外国籍選手のロマニッチ選手を獲得してきたり・・・
マルシーニョ選手とエリソン選手の2人は、長谷部茂利監督と関係性が上手くいってるように見えないんですよね。何となくそう思うだけですけど。
なので、エリソン選手も退団の可能性があるのではないかなと思います。
残留か退団かよくわからない選手
最後はジェジエウ選手です。
秋口くらいまでは今シーズン限りと思っていましたけど、怪我が治れば即試合に出場していますし、休み休み使えればまだまだ戦力になりそうなんですよね。
ウレモヴィッチ選手が右も左もできるのであれば、ジェジエウ選手・佐々木旭選手・神橋良汰選手を上手くローテーションできればいいのではないかなと思います。
丸山祐市選手が怪我から戻ってくる間だけでも上記4人でしのぐことができるのであれば、ジェジエウ選手の残留はあるのではないでしょうか。
最もこれは車屋紳太郎選手も同じような状況が当てはまるので、どちらかを残留させる選択になると思います。
ACLに出場できない来シーズン。
ウレモヴィッチ選手がいてCBもできる佐々木選手がいて、怪我から復帰してこれば丸山選手がいて、若手の神橋選手や土屋選手もいる。
この状況で他クラブの主力級CBを獲得できる可能性はかなり低いと思います。
だったら、多少怪我が多くても既存の選手を残留させた方がいいと考えても不思議ではないと思うんですよね。
ハーフシーズンは降格がないですし。
あとは、本人が減俸をのんでくれるかどうかだと思いますが、外国籍選手の場合はそこが難しいのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、ジェジエウ選手と車屋選手のどちらを残すかって選択になるのではないでしょうか。
今回は川崎フロンターレに所属する外国籍選手達の来シーズンについて考えてみました。
どの選手であれ、退団するのは残念ですが、プロの世界は厳しいので仕方ないですね。

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